2007-01-30

Iron Maiden - Iron Maiden

鋼鉄の処女

1980年リリースの1stアルバムです。
イギリスはロンドン出身。言わずと知れたThis is Heavy Metalなバンドです。
バンド名は中世ヨーロッパの拷問器具に由来します。棺桶の中がとげとげになってるようなやつ。

個人的に好きなアルバムは別にありますが、あえて(今更…にしても古すぎる)このアルバムを挙げるのは、本アルバムはデビュー作にして一番Iron Maidenというバンドの凄さを直接的かつ端的に表していると思うからです。

本アルバムは前述したように1980年のアルバムです。現時点で既に四半世紀以上が経過したアルバムです。なのに、このアルバムは、録音状態の程度は確かにあるものの、曲に全く古さを感じさせません。これはIron Maidenの楽曲が、その当時から既に普遍的なMaiden節というものを中心に据えて体現しているからであり、その姿勢が現在まで全く変わっていないからだと考えます。ではそのMaiden節とは何でしょう。

1.Prowlerのかっこよさ、テンションの高さは今でも色あせません。5.Transylvaniaは拳を握ってしまうし、今でもライブでは欠かされないバンドのアンセムである8.Iron Maidenも、既に四半世紀が経過した今でも十分に気分を高揚させるに足る名曲です。そしてこれらの曲は、やはり誰が聴いてもIron Maidenの曲なのです。

スピード、曲の「キメ」、リフ構成、ツインギター、おそらくそれぞれの単体で説明できるものではなく、それらが混じり合って唯一無二のスタイルになっていることがIron Maidenの曲であり、そしてそれがいわゆるHMの代名詞たるバンドとなっている所以でしょう。だからこそ、本バンドはHMを代表するバンドとしてこれだけ長く誰もが認める地位にいるわけですが。25年前の曲で普通に頭を振れるって凄くないですか?

まぁ何はともあれProwler。これがHMの存在を決定づけたといっても過言ではない曲だと個人的には思います。今更このバンドについて存在意義等を語ることもないのですが、まぁ避けては通れない道であり、偶然にも今まで避けていたとしたらそれは凄い損失だと思うので。

Iron Maidenをもし、もしも体験したことがない方がいれば、個人的には1stアルバムから順に聴いていってみることをお勧めします。時代の中でアレンジをいろいろ変化させながら、しかしながらそのMaiden節から外れることのない筋の通った楽曲群が、時代の移り変わりと共にIron Maidenの信念を感じさせてくれると思います。

音が似ているバンド…。Iron Maidenから影響を受けて派生しているバンドは数多くありますが、結局みんなIron Maidenにはなっていなく、それがまたこのバンドの偉大さを示していると思います。まぁThis is Heavy Metalという意味で、Judas Priestでも。

My Favorite Song : Prowler

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