2007-01-14

Slippery When Wet - Bon Jovi

Slippery When Wet

1986年リリースの3rdアルバムです。
アメリカはニュージャージーの…って言ってる方が恥ずかしくなりますが。
でも大丈夫。もうこの世の中、若い人は意外とBon Jovi知らなかったりするんです。びっくりしますよね。未だ現役のバンドだっていうのに。
しかし、もうこのアルバムも20年以上前になるんですね…。

全世界で当時1800万枚、現在の累計では3000万枚以上を売ったといわれるモンスターアルバムであり、Bon Joviの、もしくは80年代HRの代名詞的なアルバムと言えるでしょう。もしあなたがこのアルバムを聴いたことがなくて、そしてあなたがHRというジャンルに少しでも興味があるのなら、本アルバムは避けては通れない道であり、是非聴いてみることをお勧めします。大丈夫、今聴いてもまったく古くささを感じさせませんから。

私が洋楽を聴き出した際HRというジャンルに興味を持たせたのは、Heart,Europe,Whitesnake,そしてこのBon Joviでした。
いや、HRという意味では違うかも知れません。というのは、あの当時はこのアルバムはHRというジャンルではなく、Bon Joviというジャンルでくくっていたように思うからです。曲とか詞とかそんなレベルではなく、2.You Give Love A Bad Name、3.Livin' on a Prayerでは聴いた瞬間その音像全体に衝撃を受けた記憶があります。何だこの曲は、と。

今思い返してみると、このアルバムが売れた最大の理由とは、ポップスのメロディの強さを、当時ブルージー色が強かったHRの中にいろんな形で吸収し消化できた最初のアルバムということではないかと思います。また、楽曲から受ける印象が「健全さ」で占められていたことも大きいでしょう。ドラッグもアルコールの臭いもしない、曲は明るいがただのパーティバンドでは絶対済まされない印象に残るメロディの多彩さは、当時唯一無二の存在でしたし大きな魅力でした。

でもね、このアルバムはつまるところジャンル云々の話ではなくて、これはBon Jovi以外の何者でもないアルバムなんですよ。やっぱり。

当時は音楽以外でもいろいろと話題がありまして、John Bon Joviがセックス・シンボルとしてNo.1を獲得したなんてのもありました。
アルバムとしては実は個人的には次の4th,New Jerseyの方が完成度が高いと思うのですが、私を洋楽の道に引っ張ってくれた思い入れの深いアルバムということで。

ところで、今でもカラオケでたまに3.Livin' on a Prayerを歌います。この曲は洋楽を普段聴かない人や、曲自体知らない人が聴いても盛り上がるんですよね。やはりそれだけ曲に普遍的な魅力が宿っているということなんでしょう。キーきついけど。

My Favorite Song : Livin' on a Prayer

Similar Artists: Lover Boy, Firehouse, Slaughter,Danger Danger

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