2007-01-30

Iron Maiden - Iron Maiden

鋼鉄の処女

1980年リリースの1stアルバムです。
イギリスはロンドン出身。言わずと知れたThis is Heavy Metalなバンドです。
バンド名は中世ヨーロッパの拷問器具に由来します。棺桶の中がとげとげになってるようなやつ。

個人的に好きなアルバムは別にありますが、あえて(今更…にしても古すぎる)このアルバムを挙げるのは、本アルバムはデビュー作にして一番Iron Maidenというバンドの凄さを直接的かつ端的に表していると思うからです。

本アルバムは前述したように1980年のアルバムです。現時点で既に四半世紀以上が経過したアルバムです。なのに、このアルバムは、録音状態の程度は確かにあるものの、曲に全く古さを感じさせません。これはIron Maidenの楽曲が、その当時から既に普遍的なMaiden節というものを中心に据えて体現しているからであり、その姿勢が現在まで全く変わっていないからだと考えます。ではそのMaiden節とは何でしょう。

1.Prowlerのかっこよさ、テンションの高さは今でも色あせません。5.Transylvaniaは拳を握ってしまうし、今でもライブでは欠かされないバンドのアンセムである8.Iron Maidenも、既に四半世紀が経過した今でも十分に気分を高揚させるに足る名曲です。そしてこれらの曲は、やはり誰が聴いてもIron Maidenの曲なのです。

スピード、曲の「キメ」、リフ構成、ツインギター、おそらくそれぞれの単体で説明できるものではなく、それらが混じり合って唯一無二のスタイルになっていることがIron Maidenの曲であり、そしてそれがいわゆるHMの代名詞たるバンドとなっている所以でしょう。だからこそ、本バンドはHMを代表するバンドとしてこれだけ長く誰もが認める地位にいるわけですが。25年前の曲で普通に頭を振れるって凄くないですか?

まぁ何はともあれProwler。これがHMの存在を決定づけたといっても過言ではない曲だと個人的には思います。今更このバンドについて存在意義等を語ることもないのですが、まぁ避けては通れない道であり、偶然にも今まで避けていたとしたらそれは凄い損失だと思うので。

Iron Maidenをもし、もしも体験したことがない方がいれば、個人的には1stアルバムから順に聴いていってみることをお勧めします。時代の中でアレンジをいろいろ変化させながら、しかしながらそのMaiden節から外れることのない筋の通った楽曲群が、時代の移り変わりと共にIron Maidenの信念を感じさせてくれると思います。

音が似ているバンド…。Iron Maidenから影響を受けて派生しているバンドは数多くありますが、結局みんなIron Maidenにはなっていなく、それがまたこのバンドの偉大さを示していると思います。まぁThis is Heavy Metalという意味で、Judas Priestでも。

My Favorite Song : Prowler

Similar Artists: Judas Priest

2007-01-24

The End of Heartache - Killswitch Engage

The End of Heartache

2004年リリースの3rdアルバムです。
アメリカはマサチューセッツのメタルコアバンドです。
この辺が出身地であるバンドは昔のLAメタルにちなんで、MAメタルとか呼ばれているらしいですね。

Shadows Fall,UnearthといったいわゆるAftershock系列のバンドです。彼らの中では一番様式美といいますか、曲構成の方針がHMの影響下にあると言えます。しかしながらこの方法論が独特なため、意外と昔からのHMファンには、本バンドを受け入れないという要素があるようにも感じます。

このバンドの特徴を一言で説明すると、「動」と「静」、「闇」と「光」の2極性です。ブルータルなリフが荒れ狂う楽器隊の演奏は、暗く厚い闇雲に閉ざされた、生き物の息吹が感じられない風が吹きすさぶ荒れ果てた大地。遠くで雷光が轟くそんな中、ふと風が弱まり、薄っすらと雲の薄間から光が砂漠の中の一輪の花を照らしだすような、そんな印象を私は曲を聴いてて受けることが多々あります。それが非常に私のメタル魂を揺さぶってくれてたまりません。
また、本作よりVoが変わり、メタルコア系では初めて(メタル自体でも珍しいですが)黒人がフロントマンを務めることになりました。このVoの声が、静のメロディを歌う際にゴスペルのような深い声質での歌唱を見せるため、曲の説得力と迫力が倍増したように感じました。そのシリアスさは、曲調は違えどOperation:MindcrimeのころのQueensrycheを想起させます。

前述しましたが、彼らの曲は意外と理解するのに時間がかかると思います。これは単純にメロディや歌詞という問題ではなく、その曲構成に対するアプローチの仕方にあると考えます。曲の「動」の部分がモダンなヘヴィネスを中心に据えたものであるのに対し、「静」の部分の哀しさはある意味厳かですらあり、言い換えれば古めかしい印象をうけることもあるため、「静」と「動」という要素で単純な比較ができずにかけ離れてしまい、曲全体として散らかった印象を受けてしまうのです。

その感覚は、その昔スラッシュメタルを聴き始めのときに、その複雑な曲構成が理解できなかった感覚に近いです。個人的なんですが、本バンドへの興味の入り方は、Megadethを初めて聴いてからその後好きになっていく課程と非常に似ていて興味深かったです。

とにかく、曲の構成にあまりにもギャップがありすぎるとか曲がよく練られていないとかいう理由で、彼らの曲を敬遠するのは非常にもったいないと思います。最近彼らのように曲の雰囲気自体でシリアスな展開を作るバンドも少ないですし、もしかしたら、昔HMを聞き始めた頃のような手探りで感動を探していく感覚が、本バンドによってまた再び感じることができるかも知れません。

My Favorite Song : Rose of Sharyn

Similar Artists:Trivium,Queensryche,Megadeth

2007-01-21

The Jester Race - In Flames

ザ・ジェスター・レース

1996年リリースの2ndアルバムです。
スウェーデンはイエテボリのバンドです。
ブルータルなリフとブラスト・ビート、デスボーカルに叙情的なメロディの、むしろ主メロを担当するギターが切れ込んでいくというメロディック・デスの一つの型を確立した存在であり、また、近年のメタルコア系バンドに大きく影響を与えているバンドです。現在も現役ばりばりで活躍していますね。

ところで、私は実のところここ最近の彼らのアルバム数作に魅力を感じていません。現時点での最新作である8thアルバム『Come Clarity』は、一般的な評判は概ね良好であり、久々の傑作との評価を得ているようですが、そのアルバムでも、私がまだきちんと曲を理解していないのかと思って数回聞き返しましたが、やはりそれでも昔のような魅力を感じませんでした。

勿論決して聴くに堪えないというわけではなく、その意図も存在意義も含め、曲に関しても非常に高品質の出来だとは思います。がしかし、それでも個人的に『Come Clarity』を今後繰り返し聴くことはないと思うし、彼らに私が求めているのはこれでははないという気持ちがあり、どうしても受け入れがたくなってしまっているのです。

私が今のIn Flamesに足りないと思える要素、それは「美しさ」です。牧歌的ですらある叙情的メロディの(一歩間違えればクサい)ギターリフ。当時のこのバンドの場合、そのリフ自体が曲の主メロになるのですが、このギターの奏でるメロディを中心とし、他のパートが混然となって哀しく、激しく、そして一番重要な「美しく」曲を作り上げるというのが当時のメロデスの特徴であり、その中でもその特徴が一際際だっていたバンドであるだけに、現在の曲からこの美しく哀しいという要素が薄れているのが非常に残念であり、別の意味で哀しくなってしまうのです。

『The Jester Race』ではその泣きの要素が全体を通して溢れんばかりに充満しています。4.Moonshieldのような彼らにしか書けない独特のワルツ・メタル、5.December Flowerのような、デス声で無ければ様式美と言っても全く遜色ない曲構成、1.Dead Eternityのイントロからのハイ・テンションぶりには初めて聴いたときは鳥肌が立ちました。それでいて全ての曲に共通する哀愁に溢れたメロディは、正に「血の涙」と形容するにふさわしい雰囲気をアルバムから醸し出しています。

本アルバムに続く3rd『Whoracle』から5th『Clayman』までは、曲にその血流が脈々と受け継がれていました。しかしながら、アメリカ市場を意識しスタイルをあえて変えたと思われる6th以降は、個人的には私が彼らには求めていないスタイルでした。それが悪いとか駄目だと言うつもりはありませんが、ただ少なくとも言えるのは、私の好きなバンドが私の好みとは違う方向を向いてしまったということです。

もうあのころの数々の曲に感じた冷たい高揚感を、激しいリフの中で浮遊する心の琴線に触れるメロディを彼らから再び聴くことはないのだろうか…。本アルバムを聴くたび、完成度を実感するたびにそう思い、でも新しいアルバムがでるたびに、また期待してしまうのです。

似ているアーチストですが、現在の曲調であればメタルコア勢やSoilworkなのですが、本アルバムで比較すると、AmorphisやEdge of Sanity,Dimension Zeroの作品群が近いアルバムと言えるでしょう。

My Favorite Song : Moonshield

Similar Artists: Amorphis,Edge of Sanity,Dimension Zero

2007-01-19

Wig Wamania - Wig Wam

ウィグ・ワマニア

2006年リリースの2ndアルバムです。
ノルウェーのバンドです。地元ではかなり人気があるみたいですね。
2006年日本でも大きく話題をさらったバンドの一つです。

見た目はグラムロックかLAメタルか、はたまたKissか悪魔かというぐらい強烈な印象を焼き付けてくれるケバケバしい格好なんですが(またメンバーが結構おじさんなんできっついんだこれが)、彼らの特徴であり本質は、その化粧の下に隠れた、真摯ですらある80年代ロックへの憧憬です。

雰囲気があのころのロックがきらびやかだった時代そのまんまなんですよ。青空が似合う元気の出る曲調、気がつけば口ずさんでいるようなキャッチーなメロディは、メンバーの確かな演奏技術の下で洗練され、Wig Wam印のHRとして構築され、完成されています。あの当時を曲のみならず存在全体を忠実に再現するのが多分、このバンドの目的でもあるのでしょう。

Skid Row,Def Leppard,Firehouse,Motley Crue,Dokken…とりあえずこの系統のバンドを羅列してみましたが、このあたりのバンドが好きであれば、本バンドは試してみて決して損は有りません。というか上記バンドの一つでもストライクゾーンであれば、今の時代この系統を新しい音で試せるのはこのバンドぐらいしかないとも言えるかも知れません。

また、特に本アルバムの特徴として、曲の影響がHRというよりはどちらかというと当時のアメリカやイギリスのチャートを賑わせていた曲の数々、それらを全体的にふんだんに取り込んでいるように感じました。本アルバムでは特にポップス界隈のメロディが影響として色濃く出てるように感じました。Cheap TrickとかBelinda CarlisleとかForeignerとか。

しかし彼らは今まで挙げたバンドの真似を単純にしているわけでは決して無く、あくまで自分たちの曲として再構築していますので、あくまでリスペクトとしてとらえることができるでしょう。でもこのバンド(わざとかも知れないけど)曲によってはあからさまに何の曲に影響されたか出所がわかっちゃうんですよね。それがまたおもしろいんですが。いろんな意味でエンターティナーなんでしょう。

とりあえず、80年代の洋楽を共に楽しみ過ごしてきた方は聴いてみてください。そんな人たちにとって、このアルバムを聴いたときにうけるこの感覚は、もはや懐メロと言ってもいいでしょう。そういや例えばHarem Scaremなども、アルバムはこういう方法論だったような気もします。彼らの時代ではほぼ日本でしか通用しなかったけれど、今や意外とこういう音楽は世界的に受け入れられるようになったのかも知れませんね。

My Favorite Song : Slave to Your Love

Similar Artists: Skid Row,Def Leppard,Dokken,Motley Crue,Harem Scarem

2007-01-16

Keeper of the Seventh Keys Part II - Helloween

Keeper of the Seven Keys, Pt. 2

1988年リリースの3rdアルバム(ミニアルバム除く)です。
ドイツはハンブルグ出身のバンドです。

このアルバムを聴かずしてメロディック・スピード・メタルを語る無かれという超名盤であり、ジャーマン・メタルという呼称の典型的スタイルを確立したエポック・メイキング的アルバムであり、私がHMの入り口の扉を勢いよく開けることになった決定的なアルバムです。というよりも、私がやられたのは実際はMTVで見た8. I Want Outなのですが。

Keeper of the Seventh Keys pt.Iの方はこの以前に当時の友人から借りて聞いていたのですが、その時はあまりピンと来ませんでした。確か曲の展開が唐突すぎていまいちついて行けないな、という感想ぐらいしか持ちませんでした。それがI Want Outにやられちゃったあとは、全部よく聞こえてちゃうんだから、趣味嗜好なんてわかんないもんですねほんと。

ただこの後HMを聞くようになってからでも、しばらくはやっぱりHM特有の(と当時は感じていた)曲展開の唐突さにしっくりこなかったのを覚えています。慣れてしまえば逆に当たり前のように思うのですが、急にギターソロから転調したり、曲のスピードが変わってついて行けなくなったりというのは、この他にも当時Iron MaidenやMetallicaを聞いた際にも感じていたことであり、個人的には今でも、これがHMが一般人にあまり受け入れられない原因の一つではないかと考えています。

さて、当時本バンドの熱狂的な盛り上がりを受け、同系統の音を持った有象無象のバンドが大漁に日本にてリリースされるという事態になりました。代表的な(一定レベルを超えていた)バンドとしてはBlind Guardian,Heavens Gate,Chroming Rose, STS 8 Missionなどなど…。やはりあまり熱狂的なジャンルができあがるとそれに対して冷めた人やアンチというのが出てくるもので、またあまりの乱立のためジャーマン・メタルを語る以前のレベルのバンド等も居たりして、しばらくジャーマン・メタルというのはHM内でも微妙な扱いを受けていた時期もありました。

本来Helloweenというのは、Judas PriestやIron Maiden,Acceptに代表されるような正統派HMに、ドイツの民謡的な明るくてわかりやすいメロディを風味に加えてスピードアップ!というのが最大の魅力であるわけです。だからただこのバンドの表面だけ真似してもその原点自体を理解していないと、ただの薄っぺらな物真似バンドになってしまうだけであって、当時のリスナーもその点は敏感に気づいて取捨選択していたと思います。そしておそらく日本人に受けて、更に一部では侮蔑の対象となった理由としては、上記の本バンドの特徴が日本的な歌謡曲のメロディに近いということも影響していると思われます。

ただそんな中でも、HMとしての本アルバムの完成度を認めない人はほとんどいないでしょう。カイ・ハンセンとマイケル・ヴァイカートのHMにおける天才メロディメーカーが双方いい意味で競い合って曲を作り、その曲を稀代のハイトーンボーカリストであるマイケル・キスクが歌い上げる曲の数々は曲の質としても演奏の質としても、この手のバンドとしては望むべくもない正に理想だと思います。

流行廃りは輪廻するということで、現在ジャーマン・メタル風の系統はメロディック・スピード・メタルとその名をかえ、Sonata ArcticaやDragonforceなんかにその血流は受け継がれています。しかしながら、当時のジャーマン・メタルの勢いと共に、メロディック・スピード・メタルの一つの完成形を示しているこのアルバムは、やはりHMの歴史上でも避けて通れない一枚ではないかと思います。

My Favorite Song : I Want Out

Similar Artists: Gamma Ray, Hammer Fall,Blind Guardian

2007-01-15

Eleven Fire Crackers - Ellegarden

ELEVEN FIRE CRACKERS

2006年リリースの5thアルバムです。
日本のバンドです。ジャンルは一応Emoということにしておきます。

このアルバムは彼らの今までのアルバムとは絶対的に違うものが感じられました。今まででも、哀愁漂うメロディを持つ曲は多くあり、それがこのバンドの持ち味の一つでもあったのですが、今回のアルバムにはこれまでのそれらの曲中には感じられない、虚しさと優しさが同居したような妙な感覚が、全ての曲のメロディに感じられるのです。

それがこのアルバムの完成度を劇的に上げたと私は感じます。元よりメロコアとエモの間を行き来していたような感じのあるバンドでしたが、ここに来てバンドとしての色合いが若干変化したように感じます。激しい曲でも、情感溢れる曲でも、この虚しさと優しさがまるで曲を包み込むように存在しているように思われるのです。
元々歌詞の世界観はそれに近い雰囲気を持っているので、それと曲がマッチしたことが、更にアルバムの完成度を高めてるのかな?あまり歌詞にはこだわらないつもりだったのですが。

個人的に曲からこの感覚を受けるバンドは、有名どころではNirvanaとかGreen Dayとか。まぁNirvanaのようなあそこまで退廃的なものは感じませんが、曲から感じる不安と憤りが混ざったような感情が何となく近く感じられます。

最近は有線などでよく聴かれるようになりました。やはり普通のJ-Popからこのバンドの曲に変わると、ちょっとだけその場の雰囲気が変わるような気がします。このアルバムはメロコア好きよりはemo好きにお勧め、Jimmy Eat WorldやMaeなんかが好きでも、結構行けるかも知れません。

My Favorite Song : 高架線

Similar Artists: Nirvana,Green Day,Jimmy Eat World,Mae

2007-01-14

Slippery When Wet - Bon Jovi

Slippery When Wet

1986年リリースの3rdアルバムです。
アメリカはニュージャージーの…って言ってる方が恥ずかしくなりますが。
でも大丈夫。もうこの世の中、若い人は意外とBon Jovi知らなかったりするんです。びっくりしますよね。未だ現役のバンドだっていうのに。
しかし、もうこのアルバムも20年以上前になるんですね…。

全世界で当時1800万枚、現在の累計では3000万枚以上を売ったといわれるモンスターアルバムであり、Bon Joviの、もしくは80年代HRの代名詞的なアルバムと言えるでしょう。もしあなたがこのアルバムを聴いたことがなくて、そしてあなたがHRというジャンルに少しでも興味があるのなら、本アルバムは避けては通れない道であり、是非聴いてみることをお勧めします。大丈夫、今聴いてもまったく古くささを感じさせませんから。

私が洋楽を聴き出した際HRというジャンルに興味を持たせたのは、Heart,Europe,Whitesnake,そしてこのBon Joviでした。
いや、HRという意味では違うかも知れません。というのは、あの当時はこのアルバムはHRというジャンルではなく、Bon Joviというジャンルでくくっていたように思うからです。曲とか詞とかそんなレベルではなく、2.You Give Love A Bad Name、3.Livin' on a Prayerでは聴いた瞬間その音像全体に衝撃を受けた記憶があります。何だこの曲は、と。

今思い返してみると、このアルバムが売れた最大の理由とは、ポップスのメロディの強さを、当時ブルージー色が強かったHRの中にいろんな形で吸収し消化できた最初のアルバムということではないかと思います。また、楽曲から受ける印象が「健全さ」で占められていたことも大きいでしょう。ドラッグもアルコールの臭いもしない、曲は明るいがただのパーティバンドでは絶対済まされない印象に残るメロディの多彩さは、当時唯一無二の存在でしたし大きな魅力でした。

でもね、このアルバムはつまるところジャンル云々の話ではなくて、これはBon Jovi以外の何者でもないアルバムなんですよ。やっぱり。

当時は音楽以外でもいろいろと話題がありまして、John Bon Joviがセックス・シンボルとしてNo.1を獲得したなんてのもありました。
アルバムとしては実は個人的には次の4th,New Jerseyの方が完成度が高いと思うのですが、私を洋楽の道に引っ張ってくれた思い入れの深いアルバムということで。

ところで、今でもカラオケでたまに3.Livin' on a Prayerを歌います。この曲は洋楽を普段聴かない人や、曲自体知らない人が聴いても盛り上がるんですよね。やはりそれだけ曲に普遍的な魅力が宿っているということなんでしょう。キーきついけど。

My Favorite Song : Livin' on a Prayer

Similar Artists: Lover Boy, Firehouse, Slaughter,Danger Danger

2007-01-13

A Death-Grip on Yesterday - Atreyu

A Death Grip on Yesterday

2006年リリースの3rdアルバム。
アメリカはオレンジカウンティのメタルコアバンドです。
オレンジカウンティってLA郊外って感じなのかな?
日本盤は今のところリリースされていないようです。
むーもったいない。出ていればもっと話題になったのではないでしょうか?

日本盤が出ていれば、2006年で言えば少なくともKillswitch EngageやUnearthと同じかそれ以上の評価は受けていたと思います。
初めて聴いた時の印象は「BFMV?」。それぐらい一聴すると近い音を出してます。
ただしこのバンドの特徴でもあり個人的ツボなのが、ギターリフの癖があるメロディ。重くて妙に叙情的なこれが耳について離れなくて、たまにふと気づかずに口ずさんでいたりするんですよ。人によってはかなり中毒性が高いです。
昔のトリオ編成時のRageとか、初期In Flamesとかがギター目当てで好きな人なんか、かなり気に入るんじゃないでしょうか?

近年乱立しているメタルコア勢の中では、確固たる特徴を確立したバンドと言えると思います。惜しむらくは、クリーンボイス部分の弱さ。あの部分にもっと説得力がつけば、更にレベルアップできると思うんですが(女性ボーカルとかやりそうだな…)、まぁそれはこれからのお楽しみにしておきます。
あとこのアルバム30分強しかありません。まぁ唯一ハードコアっぽい要素ということで。

このバンドは2ndでかなり化けたんですが、その時に芽生えた独自のカラーを更にメロディ側に推し進めた好盤だと思います。特に輸入盤しかないからって買い控えしている方は、もったいないことしてますよー。

My Favorite Song : We Stand Up

Similar Artists : Bullet For My Valentine, Unearth, Rage, In Flames

2007-01-12

Pride - White Lion

Pride


1987年リリースの2ndアルバム。
アメリカはNY出身のHRバンドです。

このバンドの特徴は、Voの煮え切らないハスキーボイスと、センスあるギターワーク。
ギターの音自体はVan Halenに似てるんだけど、エディーに比べれば演奏はシンプル。ただリフはストレートで歯切れ良くて格好いいし、ソロも流れるようなメロディーが印象深く耳に残るんですよね。
デンマーク出身Voの声質は賛否分かれるところだと思いますが、よく聴くと結構セクシーで曲に実にフィットする声質で、私は全然嫌いじゃありません。
(ライブは酷かったみたいですけどね。何かで私もライブの映像を見た記憶があるのですが、その時も正直微妙でした…)

アメリカンHRの脳天気さと、アメリカのバンドとは思えない哀愁感が同居しつつ、ハスキーボイスによってより魅力的に完成されるといった案配です。
本アルバムはそんな彼らの中でもメロディーワークが抜群によく、ハードな曲もバラードも全て捨て曲なしの正に名盤となっております。
少なくともHRが好きだという方は、このアルバムは経験しておくべきでしょう。
古き良きアメリカン・メロディアス・HRの完成形の一つと言えます。

当時見ていたMTVでは10.When the Children Cryがかなり長い間流れていたように記憶しています。
まわりがみんなWhitesnake聴いていた中、私一人だけこいつらを夢中で聴いていたのを思い出しました。
懐かしいですね。もう20年近く前ですか…。

思えばこの頃って、Bon Joviなんかもそうですが、アルバムがリリースされてから一番最初に注目されて売れた場所って日本だったっていうバンドがいくつか現れだした頃でしたね。
日本から火がついて世界規模で売れるという流れが一部で形成されたり、あの頃の日本はメロディに対して耳が肥えていたというか先見の明があったというか、独特のファン層が形成されていたのがある種の誇りだった様にも記憶しています。

My Favorite Song : Tell Me

Similar Artists: Van Halen,Bon Jovi,Heart

Inhuman Rampage - Dragonforce

Inhuman Rampage

2005年リリースの3rdアルバム。
イギリスはロンドン出身のメロスピバンドです。
イギリスとはいえメンバーが南アフリカ、香港などかなり多国籍ですけど。

以前プライベートでトラブルが重なり凄く凹んでいた時期がありまして、
そんな時友人に「何か元気になるおまじないみないのない?」と
聞いてみたところ、帰ってきた答えがこのアルバムでした。
元気?もちろん出ましたとも!頭振りまくりですよ悪いけど。

大抵のメロスピバンドは自分たちには疾走チューンだけじゃなく、
実はいろんな引出しが有るんだよみたいに多少はアルバムの中で
緩急織り交ぜた曲を入れたりするのですが(それが悪い訳じゃないです)、
このバンドは潔いほど徹頭徹尾スピードチューンばっかり。
入っている全9曲の中で、バラードの1曲以外は全部疾走ですからね。
ギターなんか何弾いてるかわかんないぐらいにまさに激速。
(まぁ個人的には、あのピロピロギターソロはなくてもいいと思いますが)

スピードもそうなんですが、彼らの最大の特徴としては、
この系のバンドでは珍しく、メジャーコードのアッパー系メロディで
突っ走る曲が多いこと。ある意味能天気な曲になったりする。
これと、ドラムのまるでデスメタルのようなブラストビートが絡みあい、
非常に高揚感のある楽曲に仕上がる要因となっています。
また彼らの曲はどこかで聞いたようなメロディが多く、
非常に耳に馴染みやすいため、一緒に歌いやすいのも特徴です。
その辺はまさにメロスピ界のチェッカーズですね!(喩え古っ)

1stあたりではボーカルの力量が若干心配でしたが、
アルバムを重ねるごとにどんどん歌唱力が向上していき、
またリズムセクションも元ブラックメタルバンドの凄腕ドラマーが
加入したおかげで、そんじょそこらの技巧派バンドじゃ叶わないような
名手揃いになりました。演奏については何の心配もいりません。

とにかく頭ふってストレス発散したい方や最近元気が無くて鬱気味の方、
昔はHelloweenやHeavens Gateでばりばりだったけど、最近はなぁって方、
是非おためし下さい。少々過剰摂取気味になるかも知れませんが。
似ているバンドでいえば、やっぱりSonata Arcticaが代表でしょうか。
メロスピの系統でいえば、初期Elegyの疾走曲も近い感じだと思います。

My Favorite Song : Body Breakdown

Similar Artists : Sonata Arctica,Elegy,Helloween

2007-01-11

One Way Home - The Hooters

One Way Home

1987年リリースの3rdアルバムです。
日本盤では2枚目扱いになると思います。
アメリカはフィラデルフィアのロックバンド。
元々はHootersだったのが、あとからTheをつけたのかな?
違ってたらすいません。

今じゃあお色気レストランの方が有名ですが、
彼らも一時期は東京ドームでライブできるほど知名度高かったんですよ。
シングル丸ごと日本語で歌うほど、日本びいきだったみたいですし。

本バンドの特徴はその風土臭溢れるテイストのロック。
妙にこなれた泥臭さと言うか、アメリカの民族音楽を取り入れて、
フォークやレゲエ、スカの風味も織り交ぜた
トラディショナルでおおらかなロックを聴かせてくれます。
しかし曲自体が決して古くさいわけではなく、
このバンド独自の楽曲として成り立っているのがすごいところ。
またこれが中毒性高いんですよ。嫌んなっちゃうぐらい。
私が洋楽にのめり込む要因となったバンドの1つです。

また特徴として、演奏にいろんな楽器を使うことが挙げられます。
バンドメンバーが楽器コレクターということもあり、
マンドリンやスライドギター、アコーディオンやメロディカなど、
本当に多彩な音色で楽しませてくれるバンドです。

本アルバムは2ndまでに培ってきたそういった要素が大きく開花し、
当時出すシングルがそれぞれスマッシュヒットを連発した名盤です。
MTVにもよく流されていましたので、見たことある方も多いかと。
『古いのに新しくて、懐かしいのにオリジナル』という
変わった曲風が、独自のファン層を構築していた様に思います。

ずっと解散してたと思っていたのですが、聞くところによると
ここ最近は、一夜だけ再結成してみたり、
テレビでCyndi Lauperと一緒に演奏してみたり、
なんか活動が微妙に活発になっているとのことで、
もしかしたらニューアルバムなんかも…?ちょっと期待です。

そんな訳で、似ているバンドなんているのか?難しいです。
…強いて言えば泥臭さでMidnight Oilとか?うーんちょっと違う?
あとはアメリカンロックとして、TOTOとか、王道としてU2ですかね。
この辺好きな人は聞いてみても良いと思います。
あと意外と、HR/HM好きでこのバンド好きな人も多いみたいです。
私もその一人ですけど。

My Favorite Song : Satellite

Similar Artists : Midnight Oil,U2,Cyndi Lauper

2007-01-10

Crimson - Sentenced

クリムゾン

2000年リリースの6thアルバム。
フィンランドはオウルー出身のメロデス~ゴシックメタルバンドです。
2005年非常に惜しまれつつ解散しました。日本で見たかったです。

個人的にいつも悩むのは、このバンドを説明する際に
本当にゴシックメタルバンドというカテゴリーに分類するかということ。
4th以降のこのバンドの楽曲は確かにゴシックと称されるものですが、
普通のゴシックバンドとは明らかに違う異質な雰囲気とメロディを
このバンドは持っていたように感じます。

あくまでそのHM正統派的な演奏がそう感じさせるのかも知れませんが、
個人的にこのバンドから感じていたものは、
絶望とも慟哭や怒りとも違う、むしろ諦念に近いものでした。
何か自ら求めてその悲しみの中にいるような、そんな雰囲気。
だからそんなに曲に悲壮感もなく、激情を表現したものもなく。
勿論哀愁たっぷりの中にHMとしての曲の激しさはありますので、
(むしろそれがSentencedの最大の特徴だとも言えますが)
普通にドラマチックなHMが好きな方も抵抗無く聴けると思います。

さて、本アルバムはしかしその中でも、
重く鬱蒼とした雰囲気が支配するアルバムです。
永遠に続くかと思われる暗い苦しみと悲しみの中で、
しかしそこを自ら抜け出すことなく佇んでいるかのような。

だからこのアルバムから感じる雰囲気はある種ハードボイルドであり、
個人的にはBullet for My Valentineなんかに通じるものがあります。
勿論全てが似ているとは思いませんが。このアルバム限定で。
あとDarkseedなんかにも雰囲気は近いです。

6.Killing Me Killing YouのPVは完成度が高く、
このバンドの世界観を忠実に視覚化しておりバンド名を広めましたが、
本アルバムの個人的ツボはやはり1.Bleed in My Armsのイントロ。
いつ聴いてもあの出だしは背筋がゾクゾクきます。
他にも2.Home in Despair、3.Fragileと、捨て曲なしのEndless Sorrow.
このバンドのアルバムは、3rd以降本当に外れがなかったなぁ。
惜しいバンドを亡くしたものです。

一人で寂しい冬の夜長なんかに、
部屋の隅で膝を抱えて聴いてみるのも一興ですよ。

My Favorite Song : Bleed in My Arms

Similar Artists : Paradise Lost,Bullet for My Valentine,Darkseed

City of Evil - Avenged Sevenfold

City of Evil

2005年リリースの3rdアルバム。
アメリカはカリフォルニアのメタルコアバンドです。
日本盤は2006年にリリースされています。

2006年で一番よく聴いたアルバムです。
初めて聴いたときに受けた印象は、
『The Offspiring + Guns N' Roses 』でした。
憂いのある良質メロディに、少し乾いた音質のボーカル、
それにアメリカの陽気な風味が曲にミックスされていて、
独特の雰囲気を醸し出す楽曲群が勢いよく押し寄せてきます。
とりあえず好きな音楽全部鍋に放り込んだらいいダシが出ましたみたいな。

こういう一風変わった特徴を持つバンドには弱いです。
聴き始めはやはり元々がハードコア畑ということもあるのか、
ドラムのスネア音が(HMに慣れた耳には)若干軽く聞こえたりしたのですが、
アルバムを通しての曲調は結構バラエティに富んでおり、
メタル魂炸裂ギターリフやツインリード、変わった感じのメロディラインを
ふらふらするギターソロなんかもあり、何回聴いても飽きが来ません。
前半の5曲は曲構成といいサビメロといい非常にアツくなれます。
難点があるとすれば、ダサダサのアルバムジャケットぐらいですかねぇ。

このバンドだけ、っていう特徴を持つのは非常に強みになると思います。
おかげさまで、これに似たバンドってあまり無いんですよね。
強いていえば、独自の世界観を持つメタルコアってことで、
AtreyuとかTriviumなどそのあたりでしょうか。
Blink-182みたいなメロコア好きにもお勧めです。
Iron MaidenやDragonforceといった正統派やメロスピもいけるかと。
…音がごちゃまぜなんで逆にいろんな人に勧められますね。

このアルバムによりメタルコア界隈で一歩抜きん出た存在になったのは
間違いないでしょう。次のアルバムも非常に楽しみです。

My Favorite Song : Trashed And Scattered

Similar Artists : Atreyu,Trivium,Iron Maiden,Dragonforce,The Offspring,Blink-182

2007-01-09

The Thin Red Line - Glass Tiger

Thin Red Line

1986年リリースの1stアルバムです。
カナダはトロントのロックバンド。

カナダといえば、Bryan AdamsとかRushとか。
Harem ScaremやNickelbackなんかもそうですね。

このバンドが演奏する曲の数々も、カナダらしい透明感のあるサウンド。
青く広い空の下、地平線の見える緑の草原で歌っているような、本作の曲を聴いているとそんな風景が見えてきます。
アルバムすべての曲に暖かさが感じられる名盤だと思います。

友人の勧めで洋楽を聞き始めた際に教えられたバンドの一つであり、Bon Jovi,Heart,Genesisなんかに織り交ぜて彼らの曲も聞いていました。
実は本アルバムは初めて自分で購入したアルバムであるわけで、思い入れも少なからずあったんですが…。

本アルバムリリース時は、9.Somedayや2.Don't forget meといった曲がチャートやMTVで上位に少なからず入っていたし、アルバム中にもBryan Adamsがバックコーラスで参加していたりと、結構有名&将来を嘱望されたバンドだったように思うのですが、現在ではネットで探してもこの名を見ることは少ないですね。

今でも1.The Thin Red Lineのイントロのギターを聴くと、洋楽を聴き始めた頃の、あの頃のワクワク感を少しだけ思い出します。
そんなわけで個人的名盤として心の片隅に置いてあります。

Bryan Adamsは勿論、Survivor、Crowded Houseなんかが好きな方も、機会がありましたら聞いてみてください。

ところで持ってるCDのジャケットとAmazonのジャケット違うんだけど、これは日本盤と米国盤の違いなのかな?

My Favorite Song : The Thin Red Line

Similar Artists : Bryan Adams,Survivor,Crowded House

Restless & Wild - Accept

レストレス・アンド・ワイルド

1982年リリースの4thアルバムです。
ドイツのヘビーメタルの代名詞的バンドの一つ。

アナログ盤の針のこすれるノイズと共に、安っぽい演奏とHidee hi de hi da…のかけ声。
それを劈くように、突如ウド独特のダミ声によるシャウトが響いて、ギターのザクザク音とともに名曲Fast as a Sharkが始まるわけですよ。
あー懐かしい。よく聴いたなぁ。

でもこのアルバムを聴いたのは、リアルタイムではありませんでした。
ちょうどいわゆる『ジャーマン・メタル』の名のもとHelloweenを筆頭にBlind GuardianやらHeavens Gateやら、Chroming Rose等々が怒濤の勢いでリリースされていた時期でした。
1990年とかそのあたりですね。

私もこれらジャーマン勢にどっぷりつかっていまして、やはり怒濤の勢いで聴き漁ってましたが、その中で、彼らのお手本となっているのはこの曲だという記述をどこかで目にしました。
ちょうど本アルバムがリマスタか何かで再発されたこともあり、んじゃ聴いてみようかと購入したんだと記憶しています。

その当時の私をして、この曲にはしびれました。
荒々しいスピード感溢れるギターリフにドコドコツーバス音。
こんな以前からこんなカッコいい曲をやっていたのかと…
いや、当時の私だからこそ、より一層ツボだったんだと思います。

でも基本的にAcceptというのはMetalheartに代表されるような、重さと男臭さが滲み出るミドルテンポ中心HMバンドであって、疾走系はどちらかというとこのバンドでは少ない方なのですけどね。
だからAcceptに興味がある方は、まずはミドルテンポのHM曲に魅力を感じられるかどうかがポイントで、OKであればかなり気に入ると思います。
デスメタルで言えば、Amon Amarthなど好きな人とか。

しかしながら、何はともあれこのアルバムはFast As a Sharkなのですよ。
本曲はAcceptのみならず、HMを代表する曲と言っても過言ではなく、聴いたことのない人は是非一聴をおすすめします。

My Favorite Song : Fast as a Shark

Similar Artists : Judas Priest,Manowar,Helloween,Amon Amarth

2007-01-08

Liberation Transmission - Lostprophets

Liberation Transmission

2006/06の3rdアルバムです。
イギリスはウェールズ出身。

このアルバムはHR。良質HR。

このバンド、ベースはハードコアらしいんだけど、(実はこのアルバムが初聴なので前との比較はできないけれど)少なくともここで聴けるのは古き良き80年代ベースの、今風の音のHR。
アルバム全体も曲風はバラエティに富んでいるんだけど、捨て曲がほとんど見当たらない良盤だと思います。

特に4.や10.のメロディは久々にぐっときました。
演奏はアメリカのバンドっぽいんだけど、こういうところがイギリスらしさとでも言うのかね。

同郷のFFAFのようなエモ系ももちろん、Hoobastankなどのラウド系やBonjoviとかEnuff Z'nuff、Lillian Axeなんかが好きでもいけると思います。
分野を問わず、洋楽好きには聴いて欲しい一枚です。

試聴:www.purevolume.com

My Favorite Song : Rooftops(A Liberation Broadcast)

Similar Artists :Hoobastank,Funeral for a Friend,Bon jovi,Enuff Z'nuff
,Lillian Axe